「レイバン」メーカー、人気ブランド「シュプリーム」を15億ドルで買収

AI要約

世界的な眼鏡メーカーのエシロール・ルクソティカが、人気ストリートファッションブランドの「シュプリーム」を15億ドルで買収することに合意した。

買収の目的は、ブランドの有望性や若者層との接点強化、ビッグデータの収集を狙うことだと報じられている。

この買収により、エシロール・ルクソティカは初めてアパレル事業に進出し、シュプリームの事業モデルを修正せず、新製品や技術の実験の場として活用する可能性がある。

「レイバン」メーカー、人気ブランド「シュプリーム」を15億ドルで買収

Elisa Anzolin

[ミラノ 17日 ロイター] - 「レイバン」ブランドで知られる世界的な眼鏡メーカー、エシロール・ルクソティカは、人気ストリートファッションブランドの「シュプリーム」を15億ドルでVFコーポレーションから買収することに合意した。両社が17日発表した。

エシロール・ルクソティカがシュプリームを取得するのは、ブランドとして有望であるほか、特にZ世代の若者との接点強化やビッグデータの収集が狙いだと、事情に詳しい関係者が明かした。アパレル事業の買収は、同社にとって初めて。

買収手続きは年内に完了する見通し。この関係者によると、エシロール・ルクソティカはシュプリームの事業モデルを修正するつもりはなく、新製品や新技術を試す場になる可能性もあるという。

VFコーポレーションは2020年、21億ドルでシュプリームを取得した。ただ戦略的な事業構成の見直しを経て、シュプリームとVFコーポレーションのシナジー効果が限定的と判明し、売却の運びとなった。