日本国土開発、ROEなど中計目標を下方修正 業績悪化で

AI要約

日本国土開発は、業績悪化により中期経営計画の財務目標を下方修正した。

営業損益や純損益が前年比で悪化し、年間配当は減額されることとなった。

一方、自社株買いの発表を行い、役員報酬の減額も実施される。

Shinichi Uchida

[東京 16日 ロイター] - 日本国土開発は16日、業績悪化などで利益目標の達成が困難になったとして24年度(25年5月期)までの中期経営計画の財務目標を一部下方修正すると発表した。自己資本利益率(ROE)は10%水準から5%水準に、営業利益は110億円から40億円に見直した。

同社の24年5月期連結決算は営業損益が94億円の赤字(前年は44億円の黒字)、純損益が71億円の赤字(同32億円の黒字)だった。前期に是正工事を行った大型土木工事で追加費用が発生したことなどが響いた。年間配当は22円(前期は26円)とした。業績悪化を受け、役員報酬を8月から3カ月間減額する。

一方、400万株(発行済み株式の4.7%)、23億円を上限とする自社株買いを発表した。期間は7月17日から25年4月30日まで。