【掃除で役に立つ便利ワザ】蛇口の汚れ防止に「フッ素入り歯磨き剤」、シールはがしは「ハンドクリーム&ドライヤー」など…5つのテクニック

AI要約

掃除のテクニックを紹介。窓や扉のレールにマスキングテープを貼ると汚れ防止に。

歯磨き剤を活用してフッ素でコーティングをしたり、新しい水切りネットで掃除をするテクニック。

シールのはがし方や油汚れの落とし方など、プロのアドバイスを実践。成功する方法もある。

【掃除で役に立つ便利ワザ】蛇口の汚れ防止に「フッ素入り歯磨き剤」、シールはがしは「ハンドクリーム&ドライヤー」など…5つのテクニック

 上手く掃除をするには、それなりのテクニックが必要。掃除の際の“困った”を解決するテクニックを専門家に聞き、記者が実際にチャレンジ! 「これは使える」と実感したものを厳選して紹介します。

「汚れやすく掃除しづらい窓や扉のレールは、掃除した後、マスキングテープを貼っておくと、汚れ防止になります」(知的家事プロデューサー・本間朝子さん)

 歯磨き剤は掃除にも活用できるという。

「特に高濃度のフッ素入り歯磨き剤は、蛇口などに薄く塗って水で流すだけで、フッ素でコーティングされて汚れがつきにくくなります」(本間さん)

 浴室の鏡にも塗ったところ、くもり止めに。記者が試したところ2~3日は効果が持続した。

「新しい水切りネットに替えるタイミングで、ネットに食器用洗剤をつけ、スポンジ代わりにして掃除を。終えたら水切りカゴにかければ、無駄がありません」(本間さん)

 また、水切りカゴにアルミ箔を丸めて入れておくと、カゴのぬめりやにおいを抑えてくれる。

「アルミ箔に含まれる金属イオンが除菌をしてくれるからです」(節約アドバイザー・丸山晴美さん)

「油汚れのひどい五徳などは洗剤で洗う前に、油の融解点である約50℃の湯につけると汚れが落ちやすくなります」(本間さん)

 それだけでゴシゴシとこすらずともきれいに。

 瓶のラベルシールなどは、はがすと跡が残りがち。HOME ALSOK研究所によると、ドライヤーの温風を10~20秒間当てた後にゆっくりとはがせばきれいに取れるという。

 また、「ハンドクリームの成分である油がシールはがしに有効です」(丸山さん)など、ほかにもさまざまな方法が。巷で言われている3つの方法を試した結果を下記で紹介。今回はいまいちだった方法も、シールの素材によっては成功する場合もあるので試してみてほしい。

●巷で噂のシールのはがし方3選を検証

・消しゴム

シールをはがした後の粘着部分を消しゴムでこするが、あまりきれいにならず……。

・中性洗剤にラップ

シールに中性洗剤をつけてラップをかけ、20分おくがはがれなかった。

・ぬるま湯づけ

湯でふやかすも、シールの表面しかはがれず粘着部分は残留……。

【プロフィール】

本間朝子さん/知的家事プロデューサー。ムダな時間と労力を防ぐ「知的家事」を考案し、講演会やメディアなどで提案している。著書に『「名もなき家事」を楽しく減らす法』(三笠書房)など。

丸山晴美さん/節約アドバイザー。ファイナンシャルプランナー。食費や水道光熱費などの節約術など、お金まわりのアドバイスを行っている。監修に『お金を活かす ハッピーエンディングノート』(東京新聞出版)など。

取材・文/桜田容子

※女性セブン2024年7月25日号