【このバンパー、ナンダ!?】生い立ちがマニアックすぎるⅢ型用フロントバンパーをインストールしたⅣ型ハイエース
オーソドックスな外観のハイエースが独自のオーラを放つカスタム仕様に変貌した経緯。
オーディオカスタムからエクステリアカスタムまで、オーナーのカスタム魂が刺激される過程。
大金氏秘蔵の正体不明バンパーを投入し、独自スタイルを追求して完成した唯一無二のハイエース。
正体不明のニッチバンパーと
ダウングレードで我が道を征く
一見オーソドックスな黒バンスタイルと思いきや、ただならぬオーラをまとったこのハイエース。
オーナーは、仕事の相棒としてⅣ型S-GLを発表と同時に購入し、しばらくはノーマル状態で乗ったのち、チョイ下げ&社外ホイール装着といったライトカスタムに傾倒。
その後、車内の快適性を向上させるため、オーディオカスタムに注目。
幼少のころからその存在を知っていた、栃木の名工ジムインダストリーの門を叩くことにした。
当初は軽くオーディオカスタムのみの依頼だったが、ジムインダストリー代表・大金氏のカスタム手腕が炸裂!
当時最新のサーウィンヴェガを軸としたオーディオインストールを施し、バドニックステアリング&ダコデジを投入したアメリカンなコクピットに仕上がった。
そんなイカした内装をゲットしたオーナーは、徐々にカスタム魂が刺激されることに!
ジムインダストリー代表の大金氏が待ってましたと、エクステリアカスタムにも着手したのだ。
中途半端に目立っていたメッキパーツをブラックアウトするなど、ダウングレードカスタムに邁進しつつ、独自スタイルを求めたオーナーの要望に応え、大金氏秘蔵の正体不明バンパーを投入!
実はコレ、数年前に大金氏が30プリウス純正バンパーとⅢ型純正バンパーを2コイチしたⅢ型用バンパーをMCカモが型取り&量産化したもので、流通数は片手で足りるほど希少(?)な逸品なのだ。
北米仕様も存在するプリウス風バンパーの足元には、ムーンディスク・サターンを合わせることでアメリカンなムードもプンプン!
こうして、グレードダウンという“進化”と、独自路線の足元メイクで、唯一無二のハイエースが仕上がったのだ。
『カスタムCAR』2019年10月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)