サウジアラムコ、ドル建て債の起債開始-21年以来の社債発行へ

AI要約

サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコがドル建て債の起債を開始した。サウジ政府と関連企業は借り入れを増やしており、新興国の中で最大のグローバル債発行国となっている。

アラムコは少なくとも30億ドルの調達を目指しており、投資家の需要次第で発行規模を拡大する可能性がある。

サウジ政府は国債を積極的に発行しており、国内経済の多様化に伴う予算不足を補うための資金を必要としている。

(ブルームバーグ): サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコがドル建て債の起債を開始した。

サウジの政府と関連企業は今年、巨額の借り入れを行っており、新興国の中では中国を抜いて最大のグローバル債発行国となっている。

アラムコの社債発行は2021年以来。事情を知る関係者によると、10年債と30年債、40年債と3本立てとなる。

アラムコは少なくとも30億ドル(約4850億円)の調達を目指しており、投資家の需要次第で発行規模を拡大する可能性があるとブルームバーグは先に報じた。

サウジアラムコが3年ぶり起債、30億ドル以上の調達目指す-関係者

サウジ政府は積極的に国債を発行。国内経済を多様化する野心的な計画に伴い予想定される予算不足を補う資金を必要としている。

アラムコは19年に初のドル建て債、20年には50年債を発行した。

原題:Saudi Aramco Kicks Off First Dollar Bond Sale in Three Years(抜粋)

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