カナダ国民カフェ「ティムホートンズ」の中国法人、創業株主から10億円調達 「Popeyes」事業売却で本業に注力
カナダの国民的カフェチェーン「Tim Hortons（ティムホートンズ）」の中国法人が7月1日、最大6500万ドルの資金調達を発表。
資金調達により、フライドチキンチェーン「Popeyes」の中国事業を売却し、カフェ事業に専念する計画を明らかにした。
ティムズ中国は中国での店舗数を増やし、競合他社との差を埋めようとしている。
カナダの国民的カフェチェーン「Tim Hortons（ティムホートンズ）」の中国法人「TH International （Tims天好中国）」（以下、ティムズ中国）は7月1日、創業株主のCartesian Capital Groupおよびティムホートンズの親会社Restaurant Brands International（RBI）から最大6500万ドル（約10億円）を調達すると発表した。
ティムズ中国はまた、フライドチキンチェーン「Popeyes（ポパイズ）」の中国事業をRBIの子会社に1500万ドル（約24億円）で売却し、カフェ事業に専念する計画も明らかにした。同社は2023年、全株式を取得する形でポパイズの中国事業を買収し、中国本土とマカオでの独占経営権とフランチャイズ権を取得していた。
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ティムズ中国の23年の売上高は15億7600万元（約350億円）、24年1～3月期の売上高はは前年同期比3.1％増の3億4680万元（約77億円）だった。24年3月31日時点の中国店舗数は903店舗となっている。
同業大手の「luckin coffee（瑞幸咖啡）」の中国店舗数は、2023年6月に1万店舗を突破した。米スターバックスの中国店舗数も7000店舗を超えている。
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＊1ドル＝161円、1元＝約22円で計算しています。
（36Kr Japan編集部）
