新1万円札「2番」は東商 小林会頭がお披露目

AI要約

東京商工会議所が新1万円札の発行を記念した式典を開き、初代会頭の渋沢栄一の肖像が入った新札をお披露目。

渋沢の功績をたたえ、次世代にレガシーを受け継ぐとの意向が示された。

日銀や都知事も新紙幣に期待を寄せ、今後の日本経済の発展を支援する姿勢を示した。

 東京商工会議所は9日、東京都内で新紙幣発行を記念した式典を開き、初代会頭の渋沢栄一が肖像となった新1万円札の記番号「2」の新札をお披露目した。

 小林健会頭は、近代日本経済の発展に力を尽くした渋沢の功績を念頭に「しっかり顔向けできるよう、次世代にレガシーを受け継いでいきたい」と述べた。

 式典に出席した日銀の氷見野良三副総裁は、新紙幣に「今後の日本経済を力強く支えていってほしい」と期待した。3選を果たしたばかりの小池百合子都知事は、渋沢をスタートアップ(新興企業)の神様と評した上で「東京都もさらにスタートアップを後押ししていきたい」と語った。

 記番号は紙幣に印刷された計10桁のアルファベットと数字で、東商には2番目に若い「AA000002AA」が贈呈された。10日から東商渋沢ミュージアムで公開する。