高校生がビジネスプラン作成 一宮会議所、プログラム開始

AI要約

一宮商工会議所が一宮市でジュニアスタートアッププログラムを開始。地元高校生がビジネスプランを考える。

デザイン思考に基づく起業教育を実施するユニークルが指導。ビジネスプランコンテストで優勝チームを決定。

参加者は、デザインの重要性やイノベーションの方法について学び、アイデアを創出する。

高校生がビジネスプラン作成 一宮会議所、プログラム開始

 【尾張】一宮商工会議所は7日、一宮市の同会議所で「一宮ジュニアスタートアッププログラム2024」の初日を開催し、キックオフセミナーとワークショップなどを行った。同プログラムは、8月26日まで5回にわたって実施。地元高校生34人が11チームに分かれ、新たなビジネスプランの創出を目指す。

 一宮商業高校(一宮市)、木曽川高校(同)、滝高校(江南市)の3校が参加。デザイン思考に基づく起業教育を手掛け、坂晃成CEO(最高経営責任者)をはじめ社員全員が学生というユニークル(本社大府市)が、指導を担当する。最終日には、ビジネスプランコンテストを行い、優勝チームを決定する。

 冒頭あいさつで、同会議所次世代産業振興委員会の青木俊憲委員長は「『未来のニーズを想像し、新たな価値を創造する』がテーマ。自由な発想で新ビジネスを創造してほしい」と激励した。

 この後、坂CEOによるセミナーと、参加者同士の交流、ワークショップによるアイデア創出などを行った。

 坂CEOは「デザインとは物事をより良くすること。問題を見つけるところから始め、解決方法を生み出し、その価値を多くのユーザーに届ける手法だ」と説明。「イノベーションの方法は誰でも学習できる。大切なのは自分と違う考えを否定しないことだ」と話した。