LME銅が下げ縮小、4週間ぶり高値近辺を維持-中国の需要が焦点

AI要約

8日のロンドン金属取引所の銅相場は4週間ぶり高値近辺を維持。

中国の需要見通しが注目される中、週間ベースで7週間ぶりの値上がり。

LMEの銅相場は今週、中国の成長見通しに関する不透明感が広がっている。

LME銅が下げ縮小、4週間ぶり高値近辺を維持-中国の需要が焦点

(ブルームバーグ): 8日のロンドン金属取引所(LME)の銅相場は一時の下げを縮小し、約4週間ぶり高値近辺の水準を維持した。

LMEの銅相場は先週、3.6%上昇。米金融当局が利下げに近づきつつあるとの楽観的な見方が広がる中、週間ベースで7週間ぶりの値上がりとなった。

しかし、中国共産党の重要会議、第20期中央委員会第3回総会(3中総会)を前に、今週は中国の需要見通しが注目されている。中国株は8日に下落。投資家は来週の3中総会が直ちに中国の成長見通し押し上げにつながるかどうか疑問視している。

LMEの銅相場は前週末比0.3%安の1トン=9915ドルで終了。一時0.9%安を付けた。5月半ば以降は下げに転じていたものの、今年に入り約16%上昇している。この日はLMEの亜鉛も下落。アルミニウムは小幅安で引けた。

原題:Copper Holds at Four-Week High With China Demand in Focus、LME 3-Month Copper Closes Lower; Tin Rises(抜粋)

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