ブルックフィールド傘下のデータ4、20億ドル調達検討-AI需要急増

AI要約

カナダのブルックフィールド傘下のデータ4が、20億ドルの債務取引を模索中。

ブルックフィールドは銀行6行と交渉中で、新たな資金調達に取り組んでいる。

データセンター運営会社はAI需要の拡大に伴い、数十億ドルの資金調達を急いでいる。

(ブルームバーグ): カナダの資産運用会社ブルックフィールドの傘下にあるフランスのデータセンターグループ、データ4が20億ドル(約3220億円)規模の債務取引を模索している。事情に詳しい関係者が明らかにした。

ブルックフィールドは今回の資金調達に関して銀行6行と交渉中だと、関係者は匿名を条件に話した。

ブルックフィールドの広報担当者はコメントを控えた。データ4の広報担当者にもコメントを求めたが、返答はまだ得られていない。

英バンテージ・データセンターズは先月、欧州のデータセンターとして初の資産担保証券(ABS)化取引を完了し、6億ポンド(約1240億円)を調達していた。人工知能(AI)が処理インフラの需要を喚起する中、世界中のデータセンター運営会社が能力拡大に向け数十億ドルの資金を投じている。

世界のAIブーム、陰で支えるABS市場で起債活発化

ブルックフィールドは2023年にアクサ・インベストメント・マネジメントからデータ4を買収。同社の拠点は現在135のデータセンターに拡大し、運用コンピューティング容量は約850メガワットに上っている。

原題:Brookfield’s Data4 Eyes $2 Billion Financing as AI Demand Soars(抜粋)

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