日本版ライドシェア、雨予想ならいつでも稼働可に…タクシー不足に対応

AI要約

国土交通省は日本版ライドシェアの雨天対応体制を拡充し、車両不足の問題に対応する

東京や大阪、札幌など12地域で始まったライドシェアは、雨天時に稼働台数を増やす

雨天予報の時間帯や車両不足時には24時間でも運行可能となり、利用者のニーズに柔軟に対応

 国土交通省は7月から、個人が自家用車を使って有償で人を運ぶ日本版ライドシェアについて、雨天が見込まれている時間帯を対象に稼働できる台数などの体制を拡充した。雨が降ると利用客が増え、車が不足しがちとなっていたためだ。

 東京や大阪、札幌など都市部の12地域で始めた。

 これまでライドシェアは、平日の朝などタクシーが不足する時間帯に限って認められていた。今回の拡充により、24時間前の時点で1時間に5ミリ以上の降水量が予報されていれば、雨天予報の時間帯の前後はいつでも稼働できるようになった。従来も認められていた時間帯が雨天予報の場合には、台数を増やして対応する。

 国交省によると、日本版ライドシェアが4月に導入されて以降、タクシーなどの車両不足は緩和されているものの、雨天時に利用者増で車が足りなくなる状況は続いているという。