太平洋クロマグロ漁獲枠、水産庁が倍増要求へ 10日開幕の国際会議

AI要約

水産庁は、来年以降の太平洋クロマグロの漁獲枠を倍増させる提案をWCPFCで行う。

水産庁は大型魚と小型魚の漁獲枠をそれぞれ拡大する計画で、国内漁業者からも期待されている。

WCPFCでは日本、韓国、台湾など主要国の漁獲量枠について話し合い、12月に最終決定を行う予定。

太平洋クロマグロ漁獲枠、水産庁が倍増要求へ 10日開幕の国際会議

 水産庁は、来年以降の太平洋クロマグロの漁獲枠について、10日に始まる国際会議「中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)」の会合で、倍増させる提案をする。太平洋クロマグロの資源量は回復基調にあり、国内漁業者からも増枠を求める声が出ていた。

 WCPFCは26の国と地域が参加し、釧路市で16日まで開かれる。クロマグロの漁獲量の多い日本、韓国、台湾の枠について話し合う。12月にも委員会を開いて正式決定する。

 水産庁は、30キログラム以上のクロマグロの大型魚について、全体(3カ国分)の枠(7609トン)を約2.3倍に拡大することを求める。30キロ未満の小型魚の枠(4725トン)も30%増を提案する。