九州経済産業局長に就任の星野光明氏、九州の半導体産業成長へ「一丸となって取り組んでいく」

AI要約

九州経済産業局長に就任した星野光明氏が九州の産業振興に力を注ぐ意向を示し、特に半導体産業や環黄海経済・技術交流会議に注力する考えを示した。

星野氏は半導体産業の発展について経験を踏まえながら取り組む姿勢を示し、環黄海経済・技術交流会議の開催も計画している。

周辺国やアジアとの投資、経済協力の重要性を強調し、九州の産業発展に向けて積極的に取り組む意欲を表明した。

 九州経済産業局長に就任した星野光明氏(55)が5日、福岡市の同局で初の記者会見を開き、「九州には半導体や自動車、農業など日本の大事な産業が集まっている」として産業振興に力を注ぐ意向を示した。

 台湾積体電路製造(TSMC)の熊本進出を機に活況が続く九州の半導体産業については、通商政策や台湾との交流事業に関わった経験を踏まえ、「産業界の話を聞きながら一丸となって(成長に向けて)取り組んでいく」と強調した。

 星野氏はこのほか、九州と中国、韓国の産学官関係者らによる「環黄海経済・技術交流会議」を11月に大分県別府市で開催する計画に触れ、「周辺国やアジアでの投資、経済協力は重要だ。しっかり対応したい」と語った。