この間定年退職を迎えた友人が「失業手当」を受け取っているそうです。申請すれば誰でももらえるのですか?

AI要約

定年退職後の生活に再就職を考える人もいるが、その間に失業手当を受給できる可能性がある。

失業手当の受給資格や金額は、厚生労働省の定めた条件によって決まる。

失業手当は再就職を促進するための制度であり、雇用保険期間や給与額に基づいて支給される。

この間定年退職を迎えた友人が「失業手当」を受け取っているそうです。申請すれば誰でももらえるのですか?

定年退職後の生活についてはさまざまな選択肢がありますが、なかには「再就職」を検討されている人もいるでしょう。その場合、再就職先が決まるまでの間に失業手当を受け取ることが可能なのか、疑問に思われることもあるかもしれません。

定年退職後は年齢によっては年金を受給する人もいるため、「失業手当と年金は同時にもらえるのか?」ということについても確認しておきましょう。本記事では、定年退職後に失業手当を受け取れる条件や金額について、詳しくご紹介します。

失業手当とは、失業した人を対象として給付を行い、その生活や雇用の安定・再就職の促進を助けるための制度です。失業中は収入が入ってこないため、生活を送ることができるのか不安に感じる人も多いでしょう。

失業手当は、そのような心配をすることなく、一日も早く新しい仕事を探し、再就職できるようにすることを目的としています。失業すれば自動的に誰でも給付を受けられるというものではなく、一定の受給条件を満たしていることを確認したうえで、自身で手続きを行う必要があります。

定年退職後であっても、再就職を目指す場合は、失業手当を受給できる可能性があるようです。

厚生労働省によると、まず、失業手当の受給資格は「原則として、離職前2年間に被保険者期間が12ヶ月以上必要」と記載されています。失業手当は雇用保険の基本手当として支給されるものなので、雇用保険に加入している期間が短すぎた場合は受給できないようです。

ほかにも、積極的に就職しようという意思があること、健康状態や環境などに問題がなく、いつでも就職できる能力があること、積極的に仕事を探しているにもかかわらず、見つかっていないことなども条件に挙げられます。

失業手当の受給額は「(離職前6ヶ月の給与の総支給額を合計したもの÷180)×給付率」で計算されます。厚生労働省によると、おおむね以下の通りとされています。

●平均月額が15万円程度:支給額月11万円程度

●平均月額が20万円程度:支給額月13万5000円程度(離職時の年齢が60歳以上65歳未満の方は月額13万円程度)

●平均月額が30万円程度:支給額月16万5000円程度(離職時の年齢が60歳以上65歳未満の方は月額13万5000円程度)