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“30秒で出来る”熱中症対策の新常識! 家で簡単に「アイススラリー」の作り方
アイススラリーは熱中症対策の新常識であり、液体と氷の良いところを組み合わせた飲み物である。
アイススラリーは氷点下になるため冷却効果があり、効率的に体を冷やすことができる。
簡単に作れるアイススラリーは炎天下の活動前に飲むことで深部体温の上昇を抑える効果がある。
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熱中症対策の新常識、アイススラリーってご存じですか?これが、家でも簡単に作れちゃうんです。
「アイススラリー」は「アイス(ice)=氷」「スラリー(slurry)=ドロッとしたもの」という意味です。シャーベット状の“飲める氷”とも呼ばれています。
熱中症の研究をしている産業医科大学の堀江正知副学長は、「液体」と「氷」の“いいとこどり”をしているのがアイススラリーだと話します。
氷を丸飲みするのは難しいですが、アイススラリーはシャーベット状になっているので飲みやすいです。そして、液体よりも温度が低いです。水は氷で冷やしても氷点下になりません。しかし、アイススラリーはマイナス2.8℃と氷点下になり、冷却効果もあります。このように“いいとこどり”をしているので、効率よく内側からクールダウンすることができます。
そんな“いいとこどり”の「アイススラリー」の作り方です。
用意するのは、ミキサー・スポーツドリンク・凍らせたスポーツドリンクの3つです。
まず、スポーツドリンク100ミリリットルに対して凍らせたスポーツドリンクを140ミリリットルの割合でミキサーに入れます。(スポーツドリンク:凍らせたスポーツドリンク=1:1.4)
ミキサーにかけ、氷と液体を攪拌(かくはん)させます。見た目がシャーベット状になったら、完成です。
堀江副学長によりますと、アイススラリーは深部体温を下げるだけではなくて、炎天下の活動の前に飲むことで深部体温の上昇を抑えることも実証されているんです。
簡単に作れるので、アイススラリーを事前に飲んで熱中症対策をしてみてはいかがでしょうか。
(スーパーJチャンネル「なるほど!ハテナ」2024年7月4日放送)