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ウクライナ軍の戦闘機が「驚愕の飛行」でロシア軍を爆撃 超低空から一気に急上昇
ウクライナ国防省がMiG-29戦闘機のトス爆撃映像を公開。
トス爆撃は対空砲火を避け、爆弾を遠方に投下する爆撃方法。
ウクライナ軍はAASM-250 HAMMERを使用し、欧米諸国からの供与兵器も活用。
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ウクライナ国防省は2024年6月30日、ウクライナ空軍のMiG-29戦闘機が、超低空から急上昇して爆撃を行う映像を公開しました。
映像では、地面スレスレの低空を飛行していたMiG-29が急上昇し、前方に向かって爆弾2発を投下。再び反転しています。まるで曲技飛行のようなこの飛行は、トス爆撃と呼ばれるもので、対空砲火を避け、爆弾をより遠方に投下することを目的とした爆撃方法です。
ウクライナの戦場では、攻撃ヘリコプターなども、このトス爆撃と同じように、低空から機首を引き起こしてロケット弾による攻撃を行っています。
MiG-29は旧ソ連時代に開発された戦闘機で、ロシア軍とウクライナ軍の双方が実戦配備しています。ウクライナ軍では主力戦闘機の座にあり、アメリカ製の「AGM-88 HARM」対レーダーミサイルを搭載可能にするための改修が施されています。
ウクライナ国防省によると、今回の爆撃では、フランス製の「AASM-250 HAMMER」を使用したのこと。AASMは通常爆弾を精密誘導弾に改造できる空対地モジュラー兵器で、ウクライナ軍は2024年3月に実戦で使用したと発表していました。
ウクライナ空軍はロシア空軍よりも規模が格段に小さく、戦闘による損失も発生していますが、欧米諸国から供与された兵器も活用しながら粘り強く戦いを続けているようです。