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ユーロ圏貯蓄率、第1四半期は3年ぶり高水準 投資割合は低下
家計の貯蓄率が2024年第1・四半期に15.3%と上昇し、投資の割合は低下した。
貯蓄率は3年ぶりの高水準だが、パンデミック時の水準を下回っている。
ユーロ圏の消費者物価指数が微増し、消費者信頼感指数は改善した。
![ユーロ圏貯蓄率、第1四半期は3年ぶり高水準 投資割合は低下](/img/article/20240705/6686b9b7707f5.jpg)
[4日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)は4日、家計の可処分所得に占める貯蓄率が2024年第1・四半期に15.3%と、23年第4・四半期の14.1%から上昇したと発表した。一方、投資の割合は引き続き低下した。
貯蓄率は約3年ぶりの高水準となるが、それでも20年第2・四半期に記録したパンデミック(世界的大流行)時の25.1%を下回っている。
貯蓄率が上昇した一方、投資の割合は9.5%に低下し、21年初旬以来の低水準となった。
6月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)上昇率(速報値)は前年比2.5%と小幅に鈍化した一方、消費者信頼感指数は0.3ポイント改善した。