副業経験者、ここ1年で増加も「高収入者」は減少傾向 始めた理由の1位は?

AI要約

現在、副業を行っている人の割合が38.3%であり、増加傾向にある。20代での副業意向は減少している一方、30~40代では微増している。

副業を実施した理由の1位は「自由に使えるお金を増やしたい」であり、副業収入の平均が下がっている傾向が見られる。

調査は20~40代の男女668人を対象に実施され、副業に関する現状や意向、理由などが明らかになっている。

副業経験者、ここ1年で増加も「高収入者」は減少傾向 始めた理由の1位は?

 現在、副業を行っている人はどの程度いるのか。パーソルイノベーション(東京都港区)が調査結果を発表し、5月時点で「直近半年で副業を行った」と回答した人の割合は38.3%だった。2023年5月(35.6%)と比較して、2.7ポイント増加した。

 2023年と2024年の5月時点で副業意向があると回答した人の推移を見ると、男女とも20代で減少した。20代男性は21.6%から19.4%へ、20代女性は25.0%から21.6%へと変化した。一方、30~40代では微増した。

 副業を実施した理由の1位は「自由に使えるお金を増やしたい」(44.4%)。2022年5月に調査を開始した以来、最多となった。経験者が回答した、副業の平均月収推移を見ると、2022年5月時点で26.3%いた「30万円以上」の層が減少。5月時点では過去最低を更新する12.9%だった。

 5月1~5日にインターネットで調査した。対象は企業に勤める、全国の20~40代男女668人。