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テスラの4~6月期販売台数、2四半期連続で前年同期割り込む…需要減速や中国での競争激化が要因
米電気自動車大手テスラが2024年4-6月期のEV販売台数で前年同期比5%減の443956台を記録。需要減速や中国での競争激化が影響し、2四半期連続で前年割り込み。
米国市場ではテスラがシェア50%を獲得しているが、富裕層以外への販売が伸び悩んでいる。中国市場では安価なEVを生産する中国企業に押され販売が苦戦。
テスラは業績回復のために人員削減などのコスト削減施策を実施し、新型車の投入を進めている。
【ニューヨーク=小林泰裕】米電気自動車(EV)大手テスラが2日発表した2024年4~6月期のEV販売台数は、前年同期比5%減の44万3956台だった。米国での需要減速や中国での競争激化を受け、2四半期連続で前年同期を割り込んだ。
米メディアによれば、2四半期連続の減少は2012年以来。テスラは米国市場でシェア(占有率)約5割を握るが、新たな技術への関心が高い富裕層以外に販売が広がっていない。中国市場では、BYDなど安価なEVを生産する中国勢に押されて販売が伸び悩んでいる。
テスラは業績回復に向け、10%超の大規模な人員削減を実施してコスト削減を図る一方、新型車の投入を急いでいる。