原油先物、2カ月ぶり高値近辺-中東情勢やハリケーン巡る懸念で

AI要約

原油先物相場はアジア時間2日の取引で上昇し、中東の緊張やハリケーンシーズンを巡る懸念が背景にある。

北海ブレント原油とウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は、それぞれ87ドル近辺と83ドルを上回る水準で取引されている。

イスラエル国防軍の発表によると、ヒズボラの無人機攻撃で兵士18人が負傷し、ハリケーン「ベリル」の上陸も懸念を引き起こしている。

(ブルームバーグ): 原油先物相場はアジア時間2日の取引で上昇。最近の取引レンジを上抜けし、2カ月ぶり高値近くで推移している。中東での緊張の高まりに加え、大西洋のハリケーンシーズンを巡る懸念が背景にある。

北海ブレント原油は1バレル=87ドル近辺、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は83ドルを上回る水準。

イスラエル国防軍は、親イラン民兵組織ヒズボラの無人機攻撃で兵士18人が負傷したと明らかにした。うち1人は重傷だという。

ハリケーン「ベリル」は1日、カリブ海のカリアク島に上陸。勢力は5段階で上から2番目のカテゴリー4。強力なハリケーンがシーズンの早い時期に襲来したことで、懸念が高まっている。

シンガポール時間午前9時50分(日本時間同10時50分)時点で、ブレント9月限は0.3%高の86.83ドル。WTI8月限は0.2%高の83.54ドル。

原題:Oil Trades Near Two-Month High on Mideast, Hurricane Concerns(抜粋)

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