NY原油、2カ月ぶり高値 中東情勢悪化で供給不安

AI要約

原油先物相場が2カ月ぶりの高値を付け、週明けに83.38ドルで取引を終えた。

中東情勢の悪化や夏の行楽シーズンに伴う需要増加期待が相場を押し上げた。

燃料需要の増加と供給リスクにより、原油の価格に注目が集まっている。

 【ニューヨーク共同】週明け1日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は、指標の米国産標準油種(WTI)の8月渡しが前週末比1.84ドル高の1バレル=83.38ドルで取引を終えた。終値としては4月下旬以来、約2カ月ぶりの高値を付けた。中東情勢の悪化が原油供給に影響を及ぼすとの警戒感が高まり、相場を押し上げた。

 夏の行楽シーズンで燃料需要が増加するとの期待感も強く、買い注文が広がった。