TOPIXバブル後の戻り高値、3カ月ぶり-保険や銀行が上昇けん引

AI要約

東証株価指数(TOPIX)が28日、バブル崩壊後の戻り高値を更新し、3カ月ぶりの高値を記録した。

TOPIXは保険、銀行、鉱業などで上昇し、過去最高値に迫っている。

米国株の最高値更新などで調整局面にあったTOPIXが再び上昇基調に転じた。

(ブルームバーグ): 東証株価指数(TOPIX)が28日、バブル崩壊後の戻り高値を更新した。更新は3カ月ぶりで、日本株の上昇トレンドが継続していることが確認された。

TOPIXはきょう一時0.8%高の2815.25ポイントまで上昇し、今年の高値だった3月22日の終値(2813.22)を上回った。東証33業種で上げが目立つのは保険、銀行、鉱業。指数の水準は1989年12月に記録した過去最高値(終値で2884.80)に迫っている。

3月に高値を付けていたTOPIXは、大幅上昇の反動や企業の保守的な業績見通し、日本銀行の政策不透明感などが重しとなり、米国株が最高値を更新し続ける中でも調整局面となっていた。

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