トヨタ世界生産4.1%減、5月 4カ月連続、中国競争激化

AI要約

トヨタ自動車は5月に世界生産台数が前年比4.1%減の81万2191台となり、4カ月連続の減少となった。中国での価格競争激化が主な要因で、海外生産が低下した。一方、世界販売は0.3%増の84万681台で、中国以外の地域での販売が増加した。

海外生産は7.0%減の55万6877台で、中国向け生産が21.7%減少した。一方、北米向けは0.8%増加した。国内生産は2.8%増の25万5314台で、工場の稼働日増加が貢献した。

国内販売は12.7%減の10万2071台で、リコール対応でプリウスの生産が停止した影響があった。一方、海外販売は2.4%増の73万8610台で、主力モデルや新型カムリの好調な北米と欧州が増加した。

 トヨタ自動車が27日発表した5月の世界生産台数は、前年同月比4.1%減の81万2191台だった。4カ月連続の減少で、中国での価格競争激化が続いていることなどにより、海外での生産が減少した。世界販売は0.3%増の84万681台と前年並みだった。

 海外生産は7.0%減の55万6877台。地域別では、北米は0.8%増の19万2571台だったが、中国が21.7%減の11万1014台と大幅に落ち込んだ。一方、国内生産は2.8%増の25万5314台だった。工場の稼働日が昨年より多かったことが寄与した。

 国内販売は12.7%減の10万2071台だった。リコールへの対応で人気車種「プリウス」の生産、出荷が停止したことが響いた。海外販売は2.4%増の73万8610台となり、5月単月で過去最高だった。カローラなどの主力モデルや新型カムリが好調な北米が14.9%増、欧州も7.3%増だった。

 ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)など電動車の販売は26.3%増の36万872台だった。