5ナンバーも使い勝手抜群!! 登場から10年以上[カローラフィールダー]! 古さは隠せず!?

AI要約

新型スズキ スイフトがマークした24km/Lを目安とし、それ以上の燃費性能を持つクルマを探す中で、トヨタ カローラフィールダーのメリットとデメリットを比較した。

カローラフィールダーは小型ワゴンであり、使い勝手の良さと広いラゲッジルームが特長である。

一方で、基本設計が古く感じられ、キャビンの質感やハンドリング、ハイブリッドシステムの性能に改善の余地があるという点がデメリットとされている。

5ナンバーも使い勝手抜群!! 登場から10年以上[カローラフィールダー]! 古さは隠せず!?

 燃料費が高騰する昨今、燃費性能は少しでも高いほうがいい。そこで、新型スズキ スイフトがマークした24km/Lを目安とし、それ以上の燃費性能を持つクルマの良い部分とイマイチな部分を洗い出した。ここではトヨタ カローラフィールダーの○と×をチェック!!

※本稿は2024年5月のものです

文:片岡英明/写真:トヨタ

初出:『ベストカー』2024年6月10日号

※価格帯は24km/Lオーバーのグレードのみを掲載

※スペックはおすすめグレードの2WD車

 ●どんなクルマ?

 先代のカローラをベースに、ルーフを伸ばしたワゴンだ。使い勝手のいい5ナンバーの小型車サイズを今も貫く。

 ●ココがGOOD!!

 先代ヴィッツのプラットフォームを用い、小型車サイズに仕立てているから取り回し性に優れ、車庫入れや駐車はラクだ。広さにこだわったパッケージのため、キャビンは圧迫感がなくラゲッジルームも実用的な広さを確保し、荷物を積みやすい。

 ●ココがイマイチ……

 デビューしたのは10年以上前だから、基本設計に古さを感じさせる。キャビンの質感は割り切りが強いし、ハンドリングや乗り心地も一世代前の乗り味だ。1.5Lエンジンにモーターのハイブリッドシステムも性能と実力は物足りなく感じられる。

 ・おすすめグレード:ハイブリッドEX

・サイズ:全長4400×全幅1695×全高1475mm

・車重:1170kg

・パワートレーン:1.5L直4(74ps/11.3kgm)+モーター(61ps)

・燃費:27.8km/L