マイクロン株下落、業績見通しが一部投資家の高い期待に届かず

AI要約

半導体メモリーメーカーの米マイクロン・テクノロジーが業績見通しを発表し、投資家の期待に届かず株価が下落。

売上高の見通しはアナリストの予想を下回り、需要が低迷する従来型市場についても回復が遅れていることが示唆された。

株価は時間外取引で約8%下落した。

(ブルームバーグ): 半導体メモリーメーカーの米マイクロン・テクノロジーが26日示した業績見通しは、一部投資家の高い期待に届かなかった。米株式市場時間外取引で株価は下落した。

発表資料によると、6-8月(第4四半期)売上高は74億ドル(約1兆1900億円)から78億ドルの見通し。アナリスト予想平均は75億8000万ドルだったが、80億ドルを超える予想もあった。会社側の1株利益予想は一部項目を除いたベースで1.08ドル前後で、市場予想は1.02ドルだった。

マイクロンは人工知能(AI)コンピューティングブームの追い風を受けているが、パソコンやスマートフォンといった従来型の市場での需要は依然として低調。今回の見通しは、これらの分野が昨年の歴史的な不振から、一部の期待ほど早く回復していないことを示唆している。

株価は時間外取引で一時約8%下落した。

原題:Micron Drops After Forecast Fails to Meet Lofty Expectations (1) (抜粋)

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