独メルク株価下落、一時11%安-頭頸部がん向け候補薬の開発中止

AI要約

独メルクの株価が下落した理由は、有望視されていた頭頸部がん向け治療候補薬の開発中止を発表したことにある。

メルクは完了間近だった治療候補薬の後期段階の試験と第2相試験を中止し、株価は一時11%安となった。

これは昨年12月以降で2度目の新薬開発の失敗であり、注目を浴びていたプロジェクトの幕引きとなった。

(ブルームバーグ): 25日の株式市場で独メルクの株価が下落。有望視されていた頭頸部がん向け治療候補薬の開発中止を発表したことが嫌気された。

メルクの株価は一時11%安と、昨年12月以来の大幅安を付けた。同社は完了間近だった同候補薬の後期段階の試験と、一部のアナリストが早ければ2027年の結果を期待していた第2相試験のいずれも中止する。

同社にとって、注目を集めていた新薬開発の失敗は昨年12月以降で2度目となる。

ドイツのダルムシュタットに本拠地を置くメルクはサイエンス・テクノロジー企業で、米製薬会社メルクとは関係ない。

原題:Merck KGaA Falls After Latest Cancer Drug Setback (2)

(抜粋)

--取材協力:James Cone.

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