日本の競争力、38位に下落 企業の効率低下、最低更新

AI要約

日本の競争力が低下し、2024年版「世界競争力ランキング」で前年より3つ下がって38位となった。

日本は経済実績が上昇した一方で、ビジネスの効率性が低下したことが主な要因とされている。

四つの分野で競争力を評価し、特にビジネスの効率性が日本の順位に大きな影響を及ぼした。

 スイスの国際経営開発研究所(IMD)がこのほど発表した2024年版「世界競争力ランキング」で、日本の競争力は企業の効率性低下が響き、前年より順位を三つ下げ、世界38位と低迷した。3年連続で順位が落ち、過去最低を更新した。

 24年版は主要67カ国・地域が対象。「経済実績」「政府の効率性」「ビジネスの効率性」「インフラ」の4分野で競争力を採点し総合評価した。

 日本は「経済実績」が21位と前年から5ランク上昇。「インフラ」(23位)、「政府の効率性」(42位)は横ばいだったが、企業の技術革新や利益に直結する「ビジネスの効率性」が51位と四つ順位を落とした。(NNA=共同)