66歳の母が警察から「自転車運転者講習」を受けるように言われました。無視すると「罰金」は発生しますか?

AI要約

自転車運転者講習は、危険な自転車の運転を繰り返す人に対して命じられる義務付けられた講習で、受講は必須である。

自転車運転者講習の受講は義務であり、受講命令がある場合は受講しなければ5万円以下の罰金が科される可能性がある。

自転車は軽車両として扱われ、自車両のルールを守らない行為は自動車と同様に罰則の対象となる。

66歳の母が警察から「自転車運転者講習」を受けるように言われました。無視すると「罰金」は発生しますか?

自転車で違反を繰り返していると、警察から自転車運転者講習を受けるように言われる可能性があります。講習は義務のため、命じられた場合は必ず参加が必要です。もし参加しなければ、刑罰の対象となる可能性もあるため、注意しましょう。

今回は、自転車運転者講習の概要や無視した場合の罰金の有無、罰金の対象になる自転車の運転などについてご紹介します。

自転車運転者講習とは、自転車を運転しているときに危険行為が認められた際、受講が義務付けられている講習です。公安委員会は危険な自転車の運転を繰り返す人に対して、3ヶ月以内に自転車運転者講習を受講するよう命じられると定められています。

さらに、警視庁によれば、繰り返しの期間は「一定の違反行為(危険行為)を3年以内に2回以上反復して行った者」とされています。つまり、自転車運転者講習を命じられる対象者は、その時のみならず過去3年以内にも危険運転をしている人といえるでしょう。

自転車運転者講習は受講命令なので、受けるように言われた人は受講命令を受けた日から3ヶ月以内に受講する必要があります。なお、受講する際は受講料として6000円かかり、受講時間は3時間です。

自転車運転者講習の受講は義務です。公安委員会の自転車運転者講習の受講命令などに従わなかった人には、5万円以下の罰金が科されるとされています。

自転車は法律上、荷車やそりと同じ「軽車両」として扱われます。車両の一つなので、道路を通行するときのルールも自動車と同じように守ることが必要です。危険運転をすれば、自動車と同じように罰則の対象になります。

警視庁のホームページで公表されているルールと罰則の例をまとめました。

●車両は道路の中央から左側を通行する:違反すると5万円以下の罰金もしくは3ヶ月以下の懲役など

●車両通行帯がない道路は左側に寄って通行する

●警察署長の許可を受ける、または禁止の対象から除外されている歩行者用道路を通行するときは、特に歩行者に注意して徐行しなければならない:違反すると5万円以下の罰金もしくは3ヶ月以下の懲役

うっかり間違えてしまったとしても、罰金の対象になる可能性があります。自転車だからといって軽視せず、ルールはしっかり守りましょう。