富士通社長「道義的責任ある」 英郵便局冤罪事件で陳謝 株主総会

AI要約

富士通の時田隆仁社長は英郵便局での冤罪事件について陳謝し、道義的責任を認めた。

事件について独立調査委員会が調査中で、富士通のシステムの欠陥に関する疑問も浮上。

時田社長は調査協力を強調し、事実は調査で明らかにされると述べた。

 富士通の時田隆仁社長は24日、横浜市内で開いた定時株主総会で、同社の会計システムの欠陥をきっかけに起きた英郵便局での冤罪(えんざい)事件について陳謝した。

 時田社長は「富士通が関わっているのは残念で、道義的責任があると考える」と語った。

 事件について、英政府が設置した独立調査委員会が調査を続けている。株主からは「富士通がシステムの欠陥を認識していたのではないか」との質問が出た。時田社長は「事実は法定調査の中で明らかになると考える」と述べるにとどめ、調査に全面的に協力していくと強調した。