部下が得意先とのアポをすっぽかした…デキる上司なら何と声をかける?
ビジネスパーソンにとって、言葉は頼もしい武器。どんな言い方をすれば、相手の気分を害さずに真意を伝えられるのか。クイズに挑んで、ワンランク上の「大人の言い換え力」を身につけましょう!(クイズ制作/石原壮一郎)
● クイズ
入社5年目の部下が、神妙な顔で「課長、じつは……」とミスを報告しに来た。日程を勘違いして、得意先との大事な打ち合わせをすっぽかしてしまったとのこと。
「なんてことしてくれたんだ!」と怒鳴ったところで、もう時間は戻らない。十分に反省している様子の部下に、第一声として慰めの言葉をかけてあげるとしたら、次のどれ?
(A)「ドンマイドンマイ! この程度の失敗は誰にでもあるさ」
(B)「私のほうでも事前に確認すればよかったね。申し訳ない」
(C)「あの会社はウチの商品がないと困るんだから大丈夫だよ」
● 正解は……
B
△ (A)「ドンマイドンマイ! この程度の失敗は誰にでもあるさ」
◎ (B)「私のほうでも事前に確認すればよかったね。申し訳ない」
× (C)「あの会社はウチの商品がないと困るんだから大丈夫だよ」
● 解説
得意先に本人から念入りなお詫びをするのはもちろん、上司である自分も何らかの形で謝罪する必要はあります。それはそれとして、反省している部下をあらためて責めるのは、上司として賢明な対応とは言えません。
ここはBのように、本来は必要のない謝罪の言葉をあえて繰り出すのがオススメです。部下の気持ちを楽にしつつ、上司としての信頼を得られるでしょう。Aは、失敗を軽く見ていると誤解されるかも。相手の足元を見るCは、ちょっと下品です。