インドネシア中銀、政策金利を6.25%に据え置き-ルピア安定を重視

AI要約

インドネシア中央銀行は政策金利を据え置く決定を下し、通貨ルピアの安定に重点を置くと表明した。

予想外であった0.25ポイントの利上げは行われず、通貨ルピアの管理は依然として可能であると強調された。

ルピアの弱さは企業のドル需要と財政見通しに影響を受けており、今後の相場動向は十分な注意が必要である。

(ブルームバーグ): インドネシア銀行(中央銀行)は20日、2会合連続で政策金利を据え置くとともに、インフレ圧力が高まる中で通貨ルピアの安定に重点を置くと表明した。

同中銀は「BI金利」を6.25%に維持。ブルームバーグ調査でエコノミスト33人中30人が予想した通りとなった。残りのエコノミストは0.25ポイントの利上げを見込んでいた。

ペリー・ワルジヨ総裁はジャカルタで記者団に対し、ルピアは依然として管理可能で、相場動向は政策対応に沿ったものだと述べた。同総裁はルピアの弱さについて、企業のドル需要と財政見通しに対する認識によるものとの見方を示した。

原題:Indonesia Extends Hawkish Rate Pause Amid Rupiah Volatility (抜粋)

--取材協力:Norman Harsono、Claire Jiao、Tomoko Sato.

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