![](/img/media/664e623aac9de.jpg)
ドイツ軍需産業が出資 ウクライナに車両工場を設立! 装甲車の生産が可能になる
ウクライナ戦略産業省は2024年6月10日、ラインメタルとのパートナーシップにより装甲車両の工場を国内に開設した。
この工場では、ウクライナ軍がドイツ製装甲車の修理や生産を行い、自国の防衛能力を強化することが可能となる。
ウクライナ政府や関係者は共同生産の重要性を強調し、欧州の集団安全保障システムの一環として受け入れられると述べている。
![ドイツ軍需産業が出資 ウクライナに車両工場を設立! 装甲車の生産が可能になる](/img/article/20240620/6673cf868af7f.jpg)
ウクライナ戦略産業省は2024年6月10日、ドイツの防衛企業大手であるラインメタルとのパートナーシップの一環として、装甲車両の工場が国内に開設されたと発表しました。
この工場はラインメタルとクライナの国営軍事企業であるウクルオボロンプロムの合弁事業のひとつとして開設された工場で、ドイツ製装甲車の修理及び生産を行います。
そのため、これまでウクライナ軍が供与に頼っていたドイツ製装甲車などの装備品の生産がこの工場で可能となります。
工場の開設を受け、オレクサンドル・カムイシン戦略産業大臣は「ウクライナの防衛産業は欧州の集団安全保障システムを強化する欧州防衛産業の一部であると信じている。したがって、ラインメタルとの共同生産拠点の開設は、ウクライナの勝利に向けた一歩であるだけでなく、自由世界の兵器庫建設における重要な段階でもある」と述べました。
またウクロボロンプロムのヘルマン・スメタニンゼネラルディレクターは「ラインメタルとの大規模な協力プログラムの一環として実施されたこのプロジェクトで、は修理とメンテナンス後に早く戦闘装備を受け取ることができる。 これがウクライナで起こっていることは重要です」と、ウクライナ国内にこうした施設が設立されたことの重要性を語りました。
なお、工場の詳細な場所については、防衛上の理由なのか非公開のようです。