コーエン氏のポイント72、AI銘柄に投資する新ファンド準備-関係者

AI要約

ポイント72アセット・マネジメントは、約10億ドルの調達を目指し、人工知能に焦点を当てた新たな株式ヘッジファンドを設定する。

新ファンドは世界のAI関連ハードウエアおよびソフトウエアへの投資を行い、数十年ぶりの取り組みとなる。

スティーブ・コーエン氏はAIの影響力について議論し、AI技術の変化が企業に大きな影響をもたらすと指摘している。

(ブルームバーグ): スティーブ・コーエン氏のポイント72アセット・マネジメントは、人工知能(AI)に焦点を当てた新たな株式ヘッジファンド設定に向けて約10億ドル(約1580億円)の調達を目指している。事情に詳しい関係者が明らかにした。

同ファンドは世界のAI関連ハードウエアおよびソフトウエアを投資対象とし、同社にとって数十年ぶりの新たなヘッジファンドとなる。非公開情報であることを理由に関係者が匿名で述べた。

コーエン氏はこれまで、AIの影響は「転機をもたらす」ものになるとし、企業の働き方を変えて多額のコスト節約をもたらす力があるとの見方を示してきた。

CNBCとの4月のインタビューでは、数年後には「大きな勝者と大きな敗者が生まれるだろう」と指摘。「こうした技術的な変化は90年代を思い出させる。その時期に最高の新しい企業が複数出てきた」と述べていた。

関係者によれば、AIに焦点を当てた新ファンドは今年後半か2025年初期にローンチされる予定。ポイント72の担当者はコメントを控えた。

原題:Steve Cohen’s Point72 Readies New Hedge Fund Targeting AI Stocks(抜粋)

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