ディズニーの「デッドプール」第3作、中国当局が近く公開承認へ

AI要約

米ディズニーのスーパーヒーロー映画「デッドプール&ウルヴァリン」が中国での公開許可を近く得る見込み。

ディズニーにとっての大ヒット作となり、中国での公開が決定すれば米中関係悪化下での異例な事態。

過去のデッドプール作は中国での公開を却下される経緯があり、今回はディズニーが全権を握っている状況。

(ブルームバーグ): 米ウォルト・ディズニーのスーパーヒーロー映画「デッドプール&ウルヴァリン」は、中国規制当局から同国での公開を近く許可される見込みだ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

公開許可が決まれば、ディズニーにとって今年最大のヒット作の一つになる可能性がある。米中関係が悪化する中、過去に公開された大ヒット作は中国進出を却下された経緯がある。

ディズニーの広報担当者はコメントを控えた。

最新作はR指定で放送禁止用語連発の「デッドプール」シリーズ第3弾。2019年に21世紀フォックスの買収を完了したディズニーがマーベル・コミックのキャラクターを基にした映画の製作権を獲得して以来、初の作品となる。中国の規制当局は、16年のデッドプール第1作の国内公開を禁止し、18年の第2作「デッドプール2」はPG-13指定版のみを許可していた。

デッドプールの最初の2作は世界興行収入が合計で15億ドル(現在のレートで2360億円)を記録した。最新作は7月に米国で公開される予定。

原題:Disney Is Close to Approval for ‘Deadpool’ Release in China(抜粋)

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