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債券は上昇か、仏政治不安で米金利低下-日銀オペ減額先送りは重し
フランスの政治不安により債券相場が上昇する見通し。一方、日本銀行の政策不透明感が相場に影響を与える。
米国の長期金利が低下した流れを引き継ぎ、債券相場は堅調に推移すると予想される。
債券市場では新発10年物国債の利回りの予想が0.910~0.940%の範囲で、日本銀行の政策を巡る不透明感により積極的な投資家の動きは鈍いと予測されている。
(ブルームバーグ): 17日の債券相場は上昇が予想されている。フランスの政治懸念からリスク回避が広がり、米国の長期金利が低下した先週末の流れを引き継ぐ。一方、日本銀行が14日の金融政策決定会合で国債買い入れ減額の具体案を先送りしたことによる不透明感は相場の重しになりそうだ。
岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、先週末の米金利低下を受け、きょうの債券相場はしっかりと推移すると予想。日銀の政策を巡る先行き不透明感から「積極的な投資家の動きは見込みづらい」と言う。
同氏の新発10年物国債利回りの予想レンジは0.910~0.940%(14日は0.930%で終了)、先物中心限月9月物は143円90銭~144円20銭(同143円92銭)。
フランス政治不安で安全資産に資金逃避、ドルと米国債相場上昇
先物夜間取引で9月物は14日の日中取引終値比19銭高の144円11銭で終えた。
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