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日銀の植田総裁、7月の「短期金利の引き上げあり得る」 国債購入減額と同時期の利上げも
日本銀行の植田和男総裁は、金融政策決定会合後に記者会見を行い、7月に金融緩和度合いを調整し、利上げする可能性を指摘した。
市場では7月の次回会合で利上げを行わないとの見方が出ていたが、植田総裁はこれを否定し、利上げの可能性を語った。
日銀は政策金利を維持し、景気や物価をコントロールするために無担保コール翌日物金利を0~0.1%に誘導する方針を示した。
![日銀の植田総裁、7月の「短期金利の引き上げあり得る」 国債購入減額と同時期の利上げも](/img/article/20240614/666bf4ab7005a.jpg)
日本銀行の植田和男総裁は14日、金融政策決定会合後に記者会見し、「(7月までに)出てくる経済・物価情勢に関する情報次第で、短期金利を引き上げて金融緩和度合いを調整するということはあり得る」と述べ、7月にも利上げする可能性があると指摘した。市場では日銀が同日、7月の次回会合で国債購入減額の具体策を示すと決めたことから、同じ会合では利上げを決めないとの見方が出ていたが、植田総裁はこれを否定した形だ。
日銀は同日の決定会合で、景気や物価をコントロールするのに使う政策金利は維持した。政策金利に当たる無担保コール翌日物金利は0~0・1%程度に誘導する。