札幌圏の通勤電車に「新車」導入へ マイナーチェンジで進化した! 快速「エアポート」として運行

AI要約

JR北海道は2024年秋以降、「快速エアポート」用の新しい通勤形車両「733系4000代」を導入予定。

4000代は既存の733系と同様にステンレス製で、内外装に改良が施されており、42両が導入される予定。

新車両は、案内表示器を液晶ディスプレイ化し、ブルーとレッドの帯の指定席車両や自然換気可能な窓などの新機能も備えている。

札幌圏の通勤電車に「新車」導入へ  マイナーチェンジで進化した! 快速「エアポート」として運行

 JR北海道は2024年7月10日、札幌都市圏に導入する予定の通勤形車両「733系4000代」の概要を明らかにしました。この新車両は、2024年秋以降に「快速エアポート」用として運行を開始する予定です。

 733系は2012年に登場した通勤形交流電車で、普通列車用の0代、「はこだてライナー」用の1000代、「快速エアポート」用の3000代が投入されています。0代と1000代は3両、3000代は6両固定編成となっています。

 

 新番台となる4000代は、既存の733系と同じくステンレス製で、車体にはJR北海道のコーポレートカラーである「ライトグリーン」の帯が入ります。指定席「Uシート」を連結する車両は、ブルーとレッドの帯となっており、他の車両と区別されています。

 

 4000代の外観は、これまで投入された3000代と大きな差異はないものの、各所でマイナーチェンジが実施されています。ドア付近の機器配置が見直されたほか、JR北海道では始めて客室内の案内表示器を液晶ディスプレイ化。また、一部の窓は上部が空き、自然換気が可能になりました。「Uシート」車両にはコンセントも新設されています。

 

 編成番号の先頭に付されるアルファベットは「B」で、これは「基礎(Base)」「基準(Benchmark)」「バリアフリー(Barrier-free)」の頭文字だといいます。

 

 JR北海道は733系4000代について、「42両を導入する予定です」(広報部)としています。