JR九州の特急「ゆふいんの森」「ゆふ」ネット予約限定割引切符を値上げ…8月乗車分から

AI要約

JR九州は12日、特急の「ゆふいんの森」と「ゆふ」のインターネット予約限定の割引切符「九州ネットきっぷ」の値上げを発表。

値上げ率は12.7~31.0%で、対象3区間全てで実施。

値上げの理由は訪日客らの利用が好調で対抗輸送機関の状況を考慮したため。

 JR九州は12日、特急の「ゆふいんの森」と「ゆふ」のインターネット予約限定の割引切符「九州ネットきっぷ」を8月1日乗車分から値上げすると発表した。値上げ率は、全席指定のゆふいんの森が12・7~24・0%、指定席と自由席が同額のゆふが14・2~31・0%。ゆふいんの森の値上げは昨年10月以来、ゆふは消費増税時を除くと初めて。

 同切符の対象となる博多―日田、博多―由布院、久留米―大分の3区間全てで値上げする。

 値上げ幅が最も大きいのは久留米―大分間で、両特急とも大人1人片道990円値上げして、ゆふいんの森は5160円、ゆふは4660円とする。ゆふいんの森は昨年10月以来、2度の値上げによる上昇幅が計1490円になる。子どもも値上げ対象とする。

 JR九州によると両特急とも訪日客らによる利用が好調で、ゆふいんの森の5月の平均乗車率は約80%だった。値上げの理由について「バスを含めた対抗輸送機関の状況を見て判断した」としている。