23年の工場立地は63件 愛知県、3年ぶり首位陥落

AI要約

愛知県の2023年の工場立地件数は前年比2件増の63件で、全国2位となった。立地面積は8・5ヘクタール減の63・1ヘクタールで、前年より6位に後退した。

立地企業の本社所在地の84・1%が愛知県内にあり、尾張地区が最も多くの件数を記録した一方、名古屋地区は減少した。

業種別では輸送用機械器具製造業が最も多く、県の担当者は県内の投資意欲が堅調であると述べた。

 愛知県が発表した2023年の県内工場立地件数(新設または増設目的で千平方メートル以上の工場用地取得が対象)は、前年比2件増の63件で全国2位だった。3年ぶりに首位から陥落した。立地面積は8・5ヘクタール減の63・1ヘクタールで、前年の2位から6位に後退した。

 立地企業の本社所在地は、全体の84・1%が愛知県。地区別の件数をみると、尾張地区が15件増の24件と最も多く、名古屋地区が8件減の2件と最も少なった。

 業種別で最も多かったのは、輸送用機械器具製造業の16件(4件増)、次いで生産用機械器具製造業が8件(2件減)だった。

 県の担当者は「立地件数の順位は落としたが、県内の投資意欲は堅調だ」と話している。

 立地件数の1位は茨城県で、産業用地「圏央道インターパークつくばみらい」の完売などが寄与した。