十六総研が新入社員意識調査 転職へのハードル低下

AI要約

十六総合研究所が2024年度の新入社員意識調査の結果をまとめた。

調査では、職場との違いや上司に対する理想が明らかになった。

多くの新入社員が仕事の内容を重視し、将来性や人間関係も重要視していることが分かった。

 十六総合研究所は、2024年度の新入社員意識調査をまとめた。考えていた職場と違ったらという質問には「何かあればかわる」と3割弱が回答し、転職へのハードル低下をにおわせた。

 会社を選ぶ際に最も重視したことは「仕事の内容」が47・9%でトップ。「会社の雰囲気」「会社の将来性」が続いた。会社が考えていた職場と違っていたらどうするかの問いには「3年くらいは働く」が41・8%でトップ、「定年まで働く」「よいところがあればかわる」が続いた。

 そのうち「自分の力が発揮できなければかわる」「人間関係がうまくいかなければやめる」「よいところがあれば、そちらにかわる」の三つを合わせると全体の28・2%を占め、増加傾向にあるという。

 理想の上司は「仕事をよく指導してくれる人」が24・8%でトップ。「誠実で責任感の強い人」「人間関係に配慮してくれる人」が続いた。そのうち男性の1位は「仕事をよく指導してくれる人」、一方で女性は「誠実で責任感の強い人」と「包容力のある人」が同率首位。男性は職場での指導を重視するのに対し、女性は人柄を重視する傾向がみられた。

 調査は、同社主催の「じゅうろく新入社員セミナー」を受講した岐阜・愛知両県内事業所の411人に、無記名式アンケートで行った。(岐阜)