【ＥＣＢ】タカ派的な緩和、政策の方向性は不透明－市場関係者の見方
欧州中央銀行（ECB）は利下げを果たしたが、インフレ率が目標の2％に戻る見通しは時間がかかると発表し、投資家を疑心暗鬼にさせた。
短期金融市場では、追加利下げ回数が1回に減少し、9月の追加利下げも不透明になっている。
市場関係者の見解や専門家のコメントも含め、ECBの政策の方向性に関する不透明さが取引を左右している。
（ブルームバーグ）： 欧州中央銀行（ＥＣＢ）は６日、利下げの約束を果たしたが、インフレ率が目標の２％に戻るにはこれまで予想していた以上の時間がかかるとの見通しを明らかにし、今後の政策の方向性を巡り投資家を疑心暗鬼にさせた。
短期金融市場では、年内の追加利下げ回数は２回でなく１回だけとの見方に傾いている。９月の追加利下げが有力視されるものの、トレーダーの確信は後退した。
ＥＣＢは７月利下げをほぼ除外、９月も一部委員が疑問視－関係者
ＥＣＢ金融政策に関する市場関係者の見方は以下の通り。
◎アビバ・インベスターズのシニアエコノミスト兼ストラテジスト、バシレイオス・ギオナキス氏：
◎ＧＡＭインベストメンツのリード投資ディレクター兼マルチアセットソリューションズ責任者、ジュリアン・ハワード氏：
◎ブルームバーグ・エコノミクス（ＢＥ）エコノミスト、デービッド・パウエル氏とジェイミー・ラッシュ氏：
◎ナティクシスの金利ストラテジスト、テオフィル・レグランド氏：
◎カンドリアムのニコラス・フォレスト最高投資責任者（ＣＩＯ）：
◎ナットアライアンス・セキュリティーズの国際債券責任者、アンドルー・ブレナー氏：
◎ＵＢＳグローバル・ウェルス・マネジメントのディーン・ターナー氏：
原題：Lagarde’s Reluctant Cut Leaves Markets Guessing on Next ECB Move（抜粋）
--取材協力：Mark Schroers、Jana Randow、Jasmina Kuzmanovic、Lisa Abramowicz.
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