欧州銀、気候リスク対応強化を ECB監督委「義務化も視野」

AI要約

欧州中央銀行(ECB)銀行監督委員会のブーフ委員長は、ユーロ圏の銀行が気候関連リスクに対処し前進しているが、さらなる努力が必要であると指摘した。

ほぼ全ての銀行が気候関連および環境リスクを重大な財務リスクと捉え、段階的にリスク管理を整備しているが、ブーフ委員長はさらなる作業が待ち受けていると述べた。

銀行が監督上の期待に応えられない場合、リスク管理の改善や資本の増額を求める措置を取る用意があるとのこと。

[フランクフルト 4日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)銀行監督委員会のブーフ委員長は4日、ユーロ圏の銀行は気候関連リスクへの取り組みで前進しているが一段の努力が必要とし、必要であれば銀行に行動を義務付ける用意があると表明した。

講演で「ほぼ全ての銀行が気候関連および環境リスクを重大な財務リスクとみなしており、段階的にリスク管理を調整している」と指摘。

「しかし今後さらに多くの作業が待ち受けている。もし銀行が監督上の期待に応えられなければ、リスク管理の改善や資本の増額を求めるといった措置を取ることが可能だ」と語った。