ロビンフッド、仮想通貨交換業者ビットスタンプ買収-国外事業拡大

AI要約

米国の株式取引アプリを運営するロビンフッド・マーケッツが、欧州を拠点とする暗号資産交換業者のビットスタンプを2億ドルで買収することを発表。

買収は来年前半に完了する見込みで、規制当局の承認が必要となる。これによりロビンフッドは機関投資家向けビジネスに初参入する。

ロビンフッドは暗号資産事業に関する規制当局からの執行措置の警告を受けつつ、国外での事業拡大を進めており、英国でも手数料無料の取引アプリを展開中。

(ブルームバーグ): 株式取引アプリを運営する米ロビンフッド・マーケッツは、欧州を拠点とする暗号資産(仮想通貨)交換業者のビットスタンプを2億ドル(約310億円)で買収する。国外での事業拡大の一環。

6日の発表によると、今回の買収は規制当局の承認を待って、来年前半に完了する見込み。ロビンフッドにとっては機関投資家向けビジネスへの初参入となる。

米証券取引委員会(SEC)は約1カ月前にロビンフッドに対し、暗号資産事業を巡り執行措置に直面すると警告。同社は、SECスタッフから執行措置を取る計画を正式に通告する「ウェルズノーティス」を受け取ったと明らかにしていた。

ロビンフッドは米国で個人投資家向けの商品以外にも、クレジットカードや年金関連商品を加え、サービス拡大を図ってきた。また、英国で手数料無料の取引アプリを開始しており、地理的な拡大も視野に入れている。

関連記事:

原題:Robinhood to Buy Crypto Exchange Bitstamp in Global Expansion(抜粋)

--取材協力:Bre Bradham.

(c)2024 Bloomberg L.P.