月間2万台超えを記録!! [N-BOX]は先代の方が売れてた!? それでも[成功の可能性あり]と言えるワケ

AI要約

ホンダ N-BOXの新型はデザインは維持しつつも中身は進化を続け、2023年度の累計販売でトップを記録。2024年2月・3月の登録台数もじわじわと増加中。

現行N-BOXは前年比で若干のマイナスを記録しているが、先代型も発売直後の急増はなく、車検期間が満了すると新型に乗り換えるユーザーが多く見られる。

地味な売れ方をしている現行型だが、数年後に振り返ると成功している可能性が高い。

月間2万台超えを記録!! [N-BOX]は先代の方が売れてた!? それでも[成功の可能性あり]と言えるワケ

 モデルチェンジのたびにデザインは維持されるが、中身は着実に進化を続けているホンダ N-BOX。2023年度の累計販売台数では新車販売トップを記録している。では、2024年2月・3月の登録台数はどうか?じわじわと台数を売り上げている!?

※本稿は2024年4月のものです

文:渡辺陽一郎/写真:HONDA、ベストカー編集部

初出:『ベストカー』2024年5月26日号

 ●ホンダ N-BOXの登録台数……2月:1万6542台/3月:2万360台

 現行N-BOXは2023年10月に発売され、2024年2月の届け出台数は前年の84%、3月は73%に留まった。

 一方、先代N-BOXが2017年9月に発売された後は、2018年2月の対前年比が113%、3月は103%であった。ほぼ同じ条件で、現行型の対前年比はマイナス、先代型はプラスだ。

 ただし人気車だった先代型も、発売直後の急増はない。これが実用的な車種の売れ方で、急増しない半面、ユーザーは車検期間が満了すると新型へ着実に乗り換える。つまり現行型の売れ方は地味だが、数年後に振り返ると、成功している可能性も高い。