エヌビディアと協業 フォックスコンが台湾にデータセンター 26年完成

AI要約

鴻海精密工業(フォックスコン)が2026年に高雄市に先進的なデータセンターを建設し、エヌビディアのGPUアーキテクチャー「Blackwell」を採用する計画を発表。

フォックスコンとエヌビディアが協業関係を強化し、データセンターには最新のGPUを4608個搭載する予定。

両社のCEOがコンピュテックスで会談し、関係を一層深めるとともに、新しいプロジェクトを発表。

エヌビディアと協業 フォックスコンが台湾にデータセンター 26年完成

 台湾の鴻海精密工業(フォックスコン)は、2026年完成をメドに台湾高雄市に先進的なデータセンターを建設する。同時に、データセンター用サーバーにエヌビディアのGPUアーキテクチャー「Blackwell」(ブラックウエル)を採用する。当地で7日まで開催しているアジア最大級のICT見本市「コンピュテックス」で両社のトップが明らかにした。

 両社によると、フォックスコンの劉揚偉(ユン・リュウ)CEOは子会社Ingrasys(イングラシス)のブースでエヌビディアのジェンスン・フアンCEOと会談、双方の協業関係について話し合った。イングラシスはエヌビディアのAI(人工知能)計算プラットフォーム「GB200NVL72」をはじめ、各種のチップやプラットフォームを生産している。

 フアンCEOはブース視察後に、両社の関係が緊密に維持されていると述べ、その場で関係を一層強化する意向を示した。劉CEOも双方が手を組み高雄市に先進的なデータセンターを建設すると発表した。

 建設するデータセンターには、エヌビディアの最新GPU「GB200」搭載のサーバー64ラック、合計4608個のGPUが搭載され、26年の完成を予定している。