日産R33「スカイラインGT-R」と20年! R35「GT-R NISMO」を増車することになった理由は「MTを操っている感が味わえないから」

AI要約

石丸尚さんは、5000kmのR35 GT-R NISMOを手に入れた個性的なオーナーで、愛車を大切にしている。

彼はMR2から始まったカーライフを経て、R33からR35へと愛車をアップグレードしてきた。

R35への乗り換えにより、GT-Rオーナーとの交流が増え、ツーリングに参加する楽しみを見つけた。

日産R33「スカイラインGT-R」と20年! R35「GT-R NISMO」を増車することになった理由は「MTを操っている感が味わえないから」

日産を代表するスポーツカー、日産「GT-R」を得意とするチューニングショップには、個性的なオーナーと愛車が訪れます。三重県にある「CREWCH(クルウチ)」もそのひとつ。同店に通うオーナーたちのなかから、走行距離わずか5000kmという極上のR35 GT-R NISMOを手にした石丸 尚さんをご紹介します。これまで乗っていたR33を手放すことができず、まだ所有している理由とは?

初代トヨタ「MR2」から始まったカーライフ。次のR32型GTS-tタイプMで日産「スカイライン」のよさに目覚め、そしてR33型「GT-R」へとステップアップした石丸さんが、R35型GT-Rに興味を惹かれたのは約6年前のこと。買うならNISMOと思い、ディーラーに出向くも、新車の枠がいっぱいで購入することができず。

ならば、中古車でと探し始め、見つけたのは走行距離わずか5000kmの2014年モデルだった。本物を見てみたいと足を運び、新車のような個体を見て購入に踏み切ったそうだ。

「とにかく圧倒的な速さと高速道路での安定性の高さに驚きました。R33も吸排気系に手を加えて満足していましたが、もはや別次元。シートのサポート性も高く、世代の違いをまじまじと感じさせられました。ただ、魅力という意味では別のベクトルで、最初R33は降りようとも考えましたが、マニュアルトランスミッションの操っている感はR35では味わえません。あと、20年間付き合ってきた愛着もあり、結局R33はナンバーを切って、自宅の車庫に保管することにしました」

趣味のクルマであることはR33と変わらないが、大きく変わったのは同じGT-Rに乗る仲間ができたことだ。

「R33のときはサーキットに出かけることもありましたが、何をするのも基本ひとりでした。なので、年齢を重ねるごとに車庫にいる時間が長くなりつつありましたが、R35に乗り換えてからはCREWCH主催のツーリングに誘われ、定期的に参加。GT-Rに乗るオーナーと出会い、言葉を交わすことが今では楽しみのひとつです。なので、CREWCHさんには感謝していますね」