MISIA「祈りと想いを届ける夜に」、ビビアン・スー迎え被災地支援ライブ、「時の流れに身をまかせ」のコラボ歌唱も

AI要約

歌手のMISIAが5月31日、台湾出身の歌手ビビアン・スーをゲストに迎え、被災地支援ライブを開催。

4月に起きた台湾東部沖の地震の影響でアジアツアーが中止になり、今回のライブが実現。

収益の一部は災害救助活動に寄付される。

ビビアンとの共演で感動の瞬間を演出。歌とともに被災地への祈りを届けた。

ライブの最後は感謝の気持ちを表す曲を披露し、アンコールでは会場を一体化させた。

トークでは過去の活動や日台文化についての会話が交わされ、観客も参加して楽しい雰囲気を作り出した。

MISIA「祈りと想いを届ける夜に」、ビビアン・スー迎え被災地支援ライブ、「時の流れに身をまかせ」のコラボ歌唱も

 歌手のMISIAが5月31日、台湾出身の歌手ビビアン・スーをゲストに迎え、東京・ビルボードライブ東京で一夜限りの被災地支援ライブ「PEACEFUL PARK with ビビアン・スー 花蓮加油」(1日2回公演)を行った。

 4月3日に台湾東部沖で起きた地震の影響で、翌4日のアジアツアー「星空のライヴX2」の台湾公演(台北国際コンベンションセンター)が中止に。「被災地の力になりたい」と希望し、今回のライブが実現した。

 未来への約束の気持ちを込めた最新シングル「ゆびきりげんまん」で幕開け。「今夜はライブと寄付を通じて、被害に遭われた皆さまに祈りと想(おもい)いを届ける夜にしましょう」とあいさつした。

 ビビアンを呼び込むと、ステージで抱擁した。ビビアンは「花蓮のために、こんなにステキなチャリティーのイベントを開催してくれてありがとう。すごく感動しました。MISIAは私の心の中の歌姫ナンバー1。歌がうまいだけじゃなくて、愛をいっぱい持って生きています。I love you,MISIA.Thank you」と感謝の思いを伝え、北京語のナンバー「愛笑的眼睛」を披露。同曲のサビ部をハミングするMISIAに、「今度一緒に歌いましょう」と呼びかけた。その後、2人はビビアンが作曲した「翼」、テレサ・テンさんの「時の流れに身をまかせ」を歌唱した。

 本編最後は、MISIAの歌う「愛をありがとう」。作詞・MISIA、作曲・Jhen F、Wei Yi。編曲を船山基紀氏、Johnny、Yimが手がけたナンバー。「この曲はアジアで作った歌だと思っているんです。本当に、音楽ってすごいですよね。たくさんの人とつながりながら音楽を作って、たくさんの聴いてくださる方とつながることができる。こんなステキなことってない」とかみ締め、歌声を届けた。

 アンコールで再びステージに立った2人。「STAMINA~スタミナ~」「Timing~タイミング~」のメドレーを披露。会場が一つになって「あなたにスマイル:)」で締めくくった。

 収益の一部は、台湾の衛生福利部(保健省)公設の「財団法人賑災基金会」に寄付され、災害救助、医療、避難所支援などの復旧・復興活動に使用される。

 〇…トークでは、MISIAがデビューした1998年、ブラックビスケッツの一員として日本で活躍していたビビアンについて「よく見ていた」と告白。また、日本と台湾の食べ物や文化の話題で盛り上がった。観客も参加し、MISIAは「Timing―」の一部を、ビビアンは「Everything」の一部を合唱する場面もあった。