南アGDP、24年第1四半期は前期比0.1%減 予想に反し減少

AI要約

南アフリカの統計局が発表した2024年第1・四半期の国内総生産(GDP)は前期比で0.1%減少し、鉱業と建設部門の低迷が影響しているとされる。

前年比では0.5%増となり、エコノミスト予想をわずかに下回った。南アフリカ経済は過去10年間停滞しており、計画停電や高い失業率がその原因とされている。

第1・四半期には10業種のうち6業種が縮小し、建設業と鉱業が特に影響を受けた。また、最終消費支出の鈍化も成長の足かせとなった。

南アGDP、24年第1四半期は前期比0.1%減 予想に反し減少

Kopano Gumbi

[プレトリア 4日 ロイター] - 南アフリカ統計局が4日発表した2024年第1・四半期の国内総生産(GDP)は前期比(季節調整済み)で0.1%減少した。ロイターがまとめた市場予想は0.1%増だった。鉱業と建設部門の低迷が響いたとみられる。 

前年比では0.5%増と、エコノミスト予想の0.6%増をわずかに下回った。

南アフリカ経済は、計画停電や高い失業率などが成長の重しとなり、過去10年間停滞している。

統計局によると、第1・四半期には10業種のうち6業種が縮小。建設業が3.1%、鉱業が2.3%、それぞれ縮小した。  

最終消費支出の鈍化(0.3%減)も第1・四半期の成長の足かせとなった。

南アフリカ中央銀行は今年のGDP成長率を1.2%と予測しており、先月末の発表では第2・四半期は改善が期待されるとの見通しを示した。