インテル、新たなデータセンター向けチップ公開 AMDに対抗

AI要約

インテルは、次世代のサーバープロセッサー「Xeon 6」を発表し、データセンター市場で競争力を強化。また、AIアクセラレーターチップ「Gaudi 3」の価格を大幅に引き下げることも明らかにした。

インテルのデータセンター市場シェアは過去1年で5.6%ポイント低下し、AMDのシェアは23.6%に。Xeon 6には高性能モデルと高効率モデルの2種類があり、Gaudi 3の価格は約12万5000ドルとなる。

AMDやNVIDIAは自社チップの価格を公表していないが、同等のAIチップを搭載したシステムは30万ドルを超えるとも言われている。

インテル、新たなデータセンター向けチップ公開 AMDに対抗

Max A. Cherney Stephen Nellis

[台北/サンフランシスコ 4日] - 米半導体大手インテルは4日、次世代のサーバープロセッサー「Xeon 6」を公開した。データセンター市場でのシェア奪還を目指す。またAI(人工知能)アクセラレーターチップ「Gaudi 3」について、ライバルの製品よりも価格を大幅に低く設定することを明らかにした。

インテルはアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)にデータセンター市場のシェアを奪われつつある。マーキュリー・リサーチによると、x86チップのデータセンター市場でのインテルのシェアは、過去1年間で5.6%ポイント低下し76.4%となった。AMDのシェアは23.6%。

「Xeon 6」には、大型で高性能なモデルと高効率モデルの2種類がある。高効率モデルは4日に発売、高性能モデルは第3・四半期に発売予定。

インテルは記者団に「Gaudi 3」の販売価格は約12万5000ドルと説明した。「Gaudi 2」は6万5000ドル(定価)。

AMDとエヌビディアは自社チップの価格を公表していない。カスタムサーバーベンダーのシンクメイトによると、エヌビディアのAIチップ「H100」を8個搭載した同等のHGXサーバーシステムは30万ドルを上回る。