ゼレンスキー氏、アジア首脳に平和サミット参加訴え-安保会議で演説

AI要約

ウクライナのゼレンスキー大統領はシンガポールでの演説で、平和サミットへのアジア各国首脳の参加を強く訴えた。

サミットでは核兵器や食料安全保障、戦争捕虜の解放が議題となり、世界情勢の不安定さが和らぐ可能性があると述べた。

バイデン米大統領は参加を予定せず、中国も欠席を示唆しているが、100を超える国が既に参加を表明している。

(ブルームバーグ): シンガポールを訪問したウクライナのゼレンスキー大統領は、アジア安全保障会議(シャングリラ会合)で演説し、自らが提唱し、スイスで今月半ばに開催される「平和サミット」へのアジア各国首脳の参加を強く求めた。ロシアとの戦争を終結させる道を切り開くことで、世界情勢の不安定さが和らぐと力説した。

ゼレンスキー大統領は、スイスが主催国となる平和サミットに参加することで、アジアの指導者らは地球規模の防衛に関与し、戦争反対の立場で一致団結することになると強調した。核兵器や食料安全保障、戦争捕虜の解放がサミットの議題になる予定だ。

「平和サミットの後、国際社会の多数派が共通の理解と手順で合意すれば、関係国がロシアに伝え、穀物イニシアチブと同様の成果を目指す」とゼレンスキー氏は述べた。

ゼレンスキー氏によれば、100を超える国がサミットへの参加を表明。複数の主要7カ国(G7)首脳も出席する運びだが、ブルームバーグ・ニュースが先に伝えたところでは、バイデン米大統領は参加を予定せず、中国も欠席を示唆している。

原題:Zelenskiy Asks Asia Leaders to Join Summit to End Russia’s War(抜粋)

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